折り畳みドーリーについて
Youtube動画に結構興味を持ってくれる方が多かったので、解説する記事を書きました。
設計図は無く、実寸合わせの所が多いため、ご自分のカヤックにリサイズしたり、アレンジして作ってみてください。
今回は【その1】として質問の多かったドーリーについて紹介していきます
材料
G-funとはアルミ製で溝がきってあるパイプで、曲がり、捻じれに強く、海での使用に十分耐えられると判断したため、このG-funフレームにしました。
G-funフレームは S N Gの3つの規格があり、太さにともない強度が変わります。
今回ドーリーに使用したのはNフレーム
長さは長めに買ってカットするのが一番安かったです。
送料って好きじゃないんで、まとめて買うと良いと思います。
私はエレキマウントにもG-fun使いましたので、その辺もまとめまて買いました。
G-funフレーム N 適量 足の部分
G-funフレーム N ブラック 適量 横向きに挿し込む部分
GFunマルチコネクタアウター型ハード 4つ
↑なぜかこれは登録制本家HPでしか買えないので、メーカーHP行くか、代替コネクタを選択してください。
ちなみにN規格のコネクタに使われているボルトナットもアルミ製で錆びないため安心
(S規格はスチールなので、ステン製のに交換が必要です)
塩ビパイプ VP16 長さはタイヤに実寸合わせ
塩ビパイプ VP16用エルボ 4つ
塩ビパイプ VP30 カヤック側のメインパイプ
塩ビパイプ VP20 スカッパーホールへの足用
VP30-VP20変換T字ジョイント 2つ
ステンレス製のボルトとナット 片側4セット (左右合計8セット)
ボルトの長さは、Nフレームを貫通させるため30㎜+αくらいがおすすめ
タイヤの脱着用のステンレスボルトとナット 片側2セット(左右合計4セット)
これはメンテ用に塩ビが引き抜けるように、接着剤の代わりにネジを打っています。
ネジロック材
これは知人に勧められましたが、あるとやっぱり安心感違います。
カヤックにもともと着いてるネジ類も使えて、緩む心配が無くなるので隠れたマストアイテムと思います。
バルーンタイヤ よく見るやつ 浮力があって、アウトリガー的な役目にもなる気がする。
G-funの組み立て
G-funフレーム N はグラインダーで切ったり、バリ取りしたりしましたが、アルミですので手工具でも加工可能かと思います。
ブラックとシルバーとありますが、特に意味はなく、本当は見える部分に黒が来る予定でしたが、長さや路線変更の関係で、見えないところに黒を使うことになりました笑
ブラックは傷がつくと簡単に下地のシルバー出ますので、迷ったらシルバー選んどけば良いと思います。
今回私が使っているのはGFunマルチコネクタアウター型ハード
このジョイントは本家のHPで登録しなければ買えないので、なんだか不便でした。
GFunアングルコネクタアウター
GFunアングルコネクタインナー
この辺りでも強度的には大丈夫なように感じました。最終的なカヤックの重量によってはゴツくなりますが、アウター型ハードもありです。
インナータイプが一番かっこよく仕上がると思います。
タイヤ側のコネクタ代替も紹介します。
タイヤがカヤックの重さを受ける角度は基本的にフレームは垂直になっているので、コネクタへの強度負担も少ないと思われます。
不安な方は【GFunマルチコネクタアウター型ハード】を使用してください。
GFunマルチコネクタインナー
GFunマルチコネクタアウター
次は塩ビパイプでタイヤのシャフトとその軸受けを作る
タイヤのシャフトやその周りに使用するパイプは結構悩みました。
なぜならバルーンタイヤのシャフト径が22㎜くらいだったからです。
G-fun S と同程度の径であれば、足に使った部分からそのまま変換すればよかったんですが…
そういえばSUPのコンバージョンキットを自作した時の余りのパイプあるわ!
ということで塩ビパイプ VP16 の活躍です。
なんとこのパイプ、外径が22㎜とピッタリなんです笑
強度についてはタイヤを貫通したすぐの所の両側にエルボ着ければ、実質荷重がかかる部分は太いし大したことない筈なので、材料は決定です。
エルボを使ってG-funの足からきているNフレームに通します。
面白いことにNフレームの内径は23㎜程度と、丁度VP16が通る程度の穴なんですね~
ここを通したら、あとはNフレーム内のVP16が回転してしまわないように、ステンレスのボルトナットで貫通させて、位置や向きを完全に固定します。
真横から見た時に〇に対して、X(エックス)を描くようにボルトが貫通しています。
十字に貫通させてしまうと、ボルトがバルーンタイヤに干渉した時にパンクの原因になる可能性があるからです。
ナット周りにはネジロック材を適量塗って、緩まないようにしましょう。
海に落とすとショックですし、戻る時は多分泣きます。
カヤック側の土台を作る
次はカヤック側のG-fun等一式を受け止める部分を作ります。
すべて塩ビで製作しました。仕上げに艶消しブラック吹いているだけです。
メインはVP30です。
これは内径が30~31程度と、G-fun N フレームの28~29mmに対して、ピッタリのパイプだったためです。
現状強度に問題がないですが、金属製や代替品があればそれでもいいかもしれません。
もう一つ太い規格のG-fun G フレームがすっぽり入ると嬉しかったんですが、残念です。
このVP30をカヤックのスカッパーホールの真上に置いたときの横幅のサイズでカットします。
途中に、T字コネクタをかまして、VP20 のパイプで足を作りました。
これはスカッパーホールに挿し込むことで、土台全体が動かなくするためです。
後から締め付ける荷締めロープによって、パイプが歪んでしまうことを防ぐ目的もあります。
ボンドをたっぷり塗って強度を確保します。
最後に荷締めロープを使用して、スカッパーホールを通し、固定します。
左右のタイヤをゴムで引っ張る
これは格納時に落ちていかないように、両側から引っ張るためにゴムとフックを着けました。
これは行きつけのダイソーで太目のゴムとステンレス製のフックを買ってきて、適当な長さで結べば完成です。
バイクロープという商品名は疑問ですが、ダイソーを愛しているためこれ以上言うのは控えます笑
スチールフックになってましたが、裏見たらステンレスだったのでこれにしました。
常にテンションかかるくらいの長さにカット&結んで 完成です。
取り付ける
動画を見てくれた方は取付の一部始終と、実際にタイヤを出す、しまうの動作を知っているかと思います。
この状態で張っているロープは伸び率が皆無ですので、ガチガチに固定するにはおススメです。
自在金具という長さを調整する部分の金具も10個セットだったのでラッキーでした。
艤装や釣りに色々と使ってますが、長さが50mもあるので、たっぷり使えて最高です。
紹介動画について
この記事からも見に行けるように紹介動画を貼っておきました。
ドーリーだけの製作風景もちょっと動画の素材がありますので、編集出来たら追加しようと思っています。
何か質問があればYoutubeにでもお願いします。
読んでくれてありがとうございました。これからも安全第一で海遊びしましょう^^
ではでは