DIY Fishing

エレキ用バッテリーをリチウムイオンにしてみた Part2

今回は回路の見直しをしたバッテリーパックを防水BOXに入れていきます。

Aliexpressで買ったままのバッテリーパックは不安なので、一応中を見ておくことをお勧めします。
Part1でその紹介をしていますので、気になる方は要チェック!

では今回の本題に入りましょう。

用意するもの

気密性の高そうなタッパー

4辺ともにロックがかかるタイプで蓋側に一周ぐるっとパッキンがついているものを選びました。
寸法は自分の使うバッテリーパックの大きさに準じます。

圧着端子

圧着端子の穴の直径はネジと合わせてください。穴が大きすぎると接触が悪くなります。

M5のネジと蝶ネジ (ユニクロメッキ)

M5じゃなくても可。長さも自由。BOXを貫通して、数枚の圧着端子を挟み込める長さがあればOK


ギボシ オスメス両方

カーナビを着けた時の余り。16A までだったので活用しました。Amazonで安い。


 

コード少々(太さは自分の使うエレキの電流量に余裕がある太さにすること)

ホームセンターで量り売りのモノ。
太さは電流量に余裕を持つこと。

穴あけ方法

まずは外箱となるタッパーにネジ穴を開けていきます。
蓋のロックと干渉しない場所に適当に目印を着けて

キッチンハサミでぐりぐりすればすぐに穴あきます。

穴は小さめにしてネジがギリギリ通るようにねじ込んでいくと、タッパー側に雌ネジができて入っていきます。

配線方法

さっきねじ込んだネジを一旦外し、机に置いて配線を再確認します。

ざっくり載せるとこんな感じ。
片方をプラス、マイナスにします。
つまり、一本のコードを流れる電流は全体の2分の1となります。

バッテリーパックから出ているプラス、マイナスにオスメス違うギボシを先に圧着しておきます。
コードにギボシ、圧着端子をセットするとこんな感じ。

ギボシは最初にちゃんと繋いでおけば、間違えてショートさせる事故防止にもなるし、簡単に切り離せるのでとても便利だ。

 

外箱にセットしていく

まずタッパーにバッテリーパック2つを入れるとこんな感じ。

余裕をもって選んだら結構なスペースになった。
もう一つバッテリーパックを追加してもよさそうなくらいだ。

さっきの配線を最初に空けた穴にネジと一緒に固定する。

内側からネジを出して、外からタッパーを開けなくても電極を取り出せるようにしてある。

あとは2つのバッテリーから出た2つのプラスを右、2つのマイナスを左みたいな感じで繋げば、並列接続となる。
ギボシを使い分けているので、接続を間違えることは無いので安心だ。
それに外した時もメス端子側はビニールが被っているので不意の接触によるショートやスパークを防げる。

単純なつくりだけど、ドカットの中に入れて使用するため、これくらいの防水で十分かと思う。

テストしてみる

実際に繋いでみたのでテスターで電圧をチェック。

当然ながら並列接続なので電圧はバッテリーパック1個分と誤差レベルで同じ。

エレキに繋いでみると、12V の電圧計(残量計)の表示も点灯した。

陸上で無負荷で回転させるとこんな感じ。

まあ普通に回転するよね。

意味がないのでお風呂でやってみた。
お湯でやると、モーター軸周りのグリスやらが溶けて防水が弱くなったりしそうな予感したので水で試した。

負荷をかけると、驚くべきことに12V ギリギリ、スピード2にすると12V を切ることがあった。
勿論、満充電で行っているが、おそらくそもそもの電圧が低いと思われる。

しばらくスピード2で30分くらいぶっ続けで回しているとLEDが一つ点灯しなくなった。

エレキをOFFにすると100%に戻るので、実際に残量がめちゃくちゃ減ったわけではない。
そもそもの放電電圧が1セルあたり3.9V~4.1V程度のバッテリーを3本直列にしたバッテリーパックなので無理もないので大丈夫だ。

最後に

今度は海で実際に使ってみるが、鉛に比べて電圧が低いとなると、最高速度も若干遅くなると思う。

まあスタミナは50Ahになったわけだから、12kgもあって40Ahしかなかった鉛2つに比べたら最強のカスタムと言えるでしょう。
ちなみにこのリチウムイオンバッテリー2つで2.2㎏程度しかない。

準備や片付けが絶対楽だし、海が万が一荒れた時も重たい物積んでるより絶対良いよね!

今後のカスタム

今後の課題として、タッパーにまだスペースがあるので、バッテリーを買い増しして3つ並列接続して75Ah にしようと思う。
その場合1つのバッテリーからの電流は3分の1まで減るので、時間率計算ではかなりスタミナアップすることになる。

さらに昇圧コンバーターを積んで、14V ぐらいまで昇圧し、スピードコントローラーを着けて、無段階で調節できるようにしようかなと思う。
普段使い12V程度 にしておいて、海が荒れた時や、流れが速い時に使い分ければなんだかいい感じだ。

実用性よりも電気工作が好きだから、何が趣旨なのかがボヤけてる気がするけど、できたらまた記事にします。

ではでは

 

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